■□■フェレスの暮らす世界■□■


+世界の事。+
ここではないどこかにあるその『世界』。決まった呼び名はないようです。
いや、かつては“存在していた”ようですが、時の流れと共にいつしか。
人々の記憶・記録からは消えてしまったようです。

『世界』は大小様々の『大陸』と、広大な『海』で形成されています。
『フェレス・リンデ』『クルル・カレル』の暮らすのは、その。
数多存在する大陸のうちの一つ。
名は
『アル・グラド』といい、南北に伸びた巨大な大陸です。


+大陸の事。+
『大陸』は、森林や河川、平原や山脈と様々な地形で形成されています。
そこには、『人間』『エルフ』『動物』『魔物』など・・・様々な生命達が息づいています。

以下、大陸に存在するいくつかの地について簡単にご紹介します。

◆リーフ山脈◆
『アル・グラド』大陸に存在するものの中では最も広大な規模をほこる山脈です。
ここには様々な規模の洞穴が無数に存在しており、そこには
数多くの魔物も徘徊しているようです。
記録などによれば、かつて。“まだ生命が誕生していなかった”頃。
この場所で『神々の戦い』があった―とされています。

◆精霊の住まう地◆
『アル・グラド』大陸を含め、世界に存在する全ての森には。
『エルフ』と呼ばれる種族がひっそりと集落を作り暮らしているといいます。
エルフは自分達以外の存在に“敵意”をいだいており、
知らずに森などに足を踏み入れた者は、容赦なく彼らの攻撃を受ける事になるでしょう。

また、
『アル・グラド』大陸には『フォレスタ・グレダ』と呼ばれる
世界最大の規模を誇る(アル・グラド大陸の面積の5分の1を占める)広大な森が存在します。
その森の奥深くにはそこには
『ハイ・エルフ』というエルフの上級種族が。
自分達の『王国』を作り暮らしています。

◆トリトン・リバー◆
『アル・グラド』大陸中央を、西から東へと流れる巨大な河川があります。
これによって大陸は南北に分け隔たれ、それらを行き来するには
『トリトン橋』と呼ばれる二つの巨大な橋を渡らなければいけません。
(船などの移動手段も、この世界には存在しています)


+種族について。+
この世界に存在するほぼ全ての生命達は、かつて。
『神々』によって創造されたとされています。
以下、この世界に息づく数多の種族について、簡単にご紹介します。

◆人間◆
この世界に存在する全ての生命のうちの、そのほとんどを占める事になる種族です。
特別、何かの能力に秀でるという事はなく、どんな事もそつなくこなす事ができます。
それはどんな事にも“中途半端”という事であるとも言えますが、それが故に人間達は
その中途半端から完全へと近づかんとするために。日々終わりのない努力を重ねます。

平均寿命は80歳前後。

◆エルフ◆
外見は人間となんら変わりませんが、
透き通るような青の瞳と、長くとがった耳が特徴的な種族です。
また彼らは人間と比べてはるかに高い魔力をほこり、とても強力な『魔法』を行使する事ができます。
道具を用いた戦闘能力に長けたエルフも数多く存在するようです。
彼らはその事を自身の“誇り”としており、またそれが“存在意味”であるとしています。
つまり魔力をもたないエルフは・・・。

『クルル・カレル』はこの、エルフという種族です。

彼らには、
『ハイ・エルフ』という上級種族が存在しており、
彼らはさらに強力な魔力でもって魔法を行使する事が出来ます。

『フェレス・リンデ』はこの、ハイ・エルフという種族です。が・・・(詳細は別項にて)

エルフ、ハイ・エルフともに。平均寿命は100を越えるようです。
中には500を数える者もいるのだとか。

◆魔物◆
大陸のいたる所に生息している異形の存在です。
人間やエルフに近い容姿をした者や、動植物のような容姿をした者など、様々です。
稀に、人語を話す魔物も存在するようです。
自分達以外の全ての種族に対して、その牙をむいてきます。

いつ頃から存在するのか、まったく不明。その目的なども当然わかりません。
彼らもまた、“神によって創造された”のだというのですが・・・?

◆???◆
人間やエルフのような容姿をしているようですが、しかしそれとはまったく異質な存在です。
彼らについては、その存在に関する一切の情報がないといいます。

物語の中で、
『フェレス・リンデ』はこの存在と接触する事になるのですが・・・。



―そのほかにも、数多の種族が存在しています。