ふと、目が覚めると、腹が重い。
何かが僕の腹の上に乗っている。
無意識に押しのけようとして――思いとどまった。
ふわふわの蒼い髪。子供の頭だ。
小さな男の子が僕の腹をまくらに、小さな寝息をたてて眠っている。

なんてあつかましい子供だ・・・!!

と、思ったが、こんな小さな子供を無造作に押しのけるのも心が痛む。
こんなところで昼寝してしまった僕が言うのもなんだが、なんでこんなところでこの子供は眠っているのか・・・。
迷子だろうか。
親らしき人影も見当たらないどころか、落ち葉の舞う秋の林には人っ子一人見当たらない。

仕方ない。
保護者が探しに来るまでこのままにしておこう。
と、思ってちょっと子供の頭を腹からのけようとした。
・・・が、重い。のけられない・・・!!
のけようとしたら頭がゴトンと地面に衝突しそうになる・・・!!
・・・・・そうなったらあとが面倒だ。泣き出されたらかなわない・・・。




・・・仕方ない。
保護者が探しに来るまで腹の上を貸してやろうじゃないか・・・!

と、開き直ってから約1時間。
いつのまにかまたうとうとしていたらしい。
けたたましい女の子の声にたたき起こされた。

「あーっ! こんなところにいた!!」

僕がその声に目を開けると同時に、男の子がびくっと僕の腹からずり落ちた。
その一瞬、男の子の蒼い瞳と目が合った。
が、すぐ、
「ちょっとセレス! 散々探したんだからね!」
という女の子の声で男の子の視線は僕の視線と外れた。
「ごめん、でも・・・」
もごもごと口ごもる男の子――セレスというらしい――に、女の子はまたも一喝した。
「しかもひとさまに迷惑かけて! ・・・ごめんなさい。うちの弟、ご迷惑おかけしたでしょう?」
後半は、僕に向かってかけられた言葉だった。
男の子によく似ている、が。気の強そうな顔の女の子だ。
「いや。迷惑なんてかかってないよ」
僕が答えると、女の子ははにかんだ顔でにこっと笑った。
そしてセレスにむかって「帰るよ」というと、また僕に向かって笑いかけ、ぺこりとお辞儀をして林の向こうに立ち去っていった。
セレスは、あわてて姉のあとを追おうとして、しかし、思いとどまったようにふり返ると、でもやっぱり何も言わずに、
姉と同じようにぺこりとお辞儀をして立ち去った。

二人が立ち去ったあと、秋の林は余計に静まり返ったようだった。


おわり


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■お題No.46 ジャックとセレスがお昼寝♪■

うきゃーーー!!何これ何このイラストーーー!!じゃ、ジャックさーーーーん><
王様ゲーム主催者様でもある山乃雪゛兎様から、早速!こんな素敵な作品を見せられてしまいました・・・!!
お題にあるとおり、山乃さん宅の
ジャックさんと、ウチのセレスがそんな・・・そんな事・・・!!(←猛烈な勘違い
みんな、セレスは男の子ですよ!って書いとけば、まったく知らない人が見ても大丈夫だ!(ぇ
それにしても、ウチの子ったらなんて罪な子・・・!

イラストだけでなく、なんと素敵な小説までついてくるなんて><
ウチの子の雰囲気とか、メッチャ出てます。まんま、たーたの中のイメージっすよ!セリフとか、読んでいてめっちゃ興奮しました><
お題はセレスってなってますが、小説にはお姉ちゃんまで混ぜてくださりまして・・・!
3人のやりとりのトコはもう、本当もだえながら読んでましたヨもう!(←危

それにしても、セレス。エルフっ子がそういう場所で迷っちゃったのか(笑)・・・まあ、可愛いからいいけどな!
ジャックさんが優しい人で本当よかったね!
っと、そのジャックさんも、1人何しに来たのかなー。
ああ、もういろいろ妄想しちゃうんだぜ!(←何


山乃さん、こんな素敵な作品を本当にあるいがとうございましたっ!!萌えさせていただきました!!(笑